MUKU-DATA  花梨(カリン)乾燥材 4m 600~650 t45mm 製材

花梨の4寸盤を製材しました。
長く銘木店に保管されてあったもので完全に天然乾燥されたものです。
赤い木というとこの花梨、先日製材したパドック、あとブビンガなどが主に思い浮かびますが
中でも花梨は昔から高級材です。(パドック、ブビンガも今は貴重)
ブビンガが材が動きやすいのに対して乾燥後のカリンは材の収縮や暴れも少ないです。
無垢フローリングで花梨を使った場合、
床暖房に張った事がありますが、その後何や反った等の連絡はないので
きっとそのままでも対応可能、許容範囲内で納まっているのでしょう。
(今、花梨のフローリングは高くなり流通量は少なく
安くて良い花梨のフローリング持っていない?とお問合せが時々ありますが、
良い玉が見つかりません。金額を出せるのなら探せるのですが・・
あと代用でピンカドという赤いフローリングもありますが脂の問題ありです)
さて120mmの盤を反りを取りながら製材です。
先日のパドックもそうでしたが、
長く乾燥させると白太の辺材部分と赤身の部分の境から離れようとするのか
割れが生じてあります。
木裏の反りから摺り落とし
木裏面は亀裂がありますが木表は問題ありません。
カラカラですので特に特別に過乾燥でなければ
これ以上、割れる事もないでしょう。
木裏の曲りを擦り落としてから
今度は木表
甘い香りが工場内に漂います。
製材時、丸太や盤などに曲りや凹凸があると
帯鋸先の搬送台の部材に引っかかってしまいます。
鑿で出っ張りを落とす
製材後ズドーンと離したいのですが
ここは辺材の白太が落した衝撃で外れるといけないので
手で押さえてやんわりと
色も良いし杢もまあまあ良いでしょ?
裏面とか多少は割れもありますが、カウンター材として問題なし。
ちょっと差し色が欲しいなって場所などに良いかもです。
リーズナブルで高級材の花梨をご検討の際は
是非お声がけください。
ここのところ1週間ほど花梨を多く製材しました。
1850 175x22mm程度の小さな板も製材したので
整理したらまたご案内いたします。

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